心身をととのえる森林浴
人は森から遠ざかれば遠ざかるほど、心身ともに病に近づくと言われています。 森に癒しの力があることは、フィトンチッドと呼ばれる物質の存在などが長年の研究で科学的に解明されています。 あなたの持つ感覚を通して、その森の力を受け取るのが森林浴です。 ただ森を歩くだけでなく、樹の香り、鳥の歌、風の温度、コケの感触などを通して、人が本来持っている感覚を引き出すプログラムを用意しています。 今注目されている「マインドフルネス」を屋久島の豊かな森の中で体験することができます。 森呼吸では、ただの自然体験ではなく、心身の健康、あなた自身のあり方、「ウェルビーイング」にもアプローチします。
いのちが巡る 屋久島の森
屋久島で最も有名なのは「縄文杉」など樹齢数千年になる屋久杉の巨木の森です。 しかし、老いた木ばかりではなく、今この瞬間もいのちが巡り続けている森なのです。 1本の巨木が倒れると、暗い森の一部に日の光が差し込みます。その倒れた木の上には苔の小さな森ができます。 その苔の上に、落ちた木々の種が芽生え、倒木から養分を得て育っていきます。数千年の時の中で、大小の植物や生物が互いを支え合い、森のいのちが循環しています。 深く呼吸するたびに、いのちが悠久に巡る森に包み込まれ、心身ともに大きな自然の一部であることを感じられるでしょう。